この仕事の魅カ・やりがい
ヘアメイクアーティストとして私が施術を行うのは、結婚式や成人式など大切な日を迎えたお客様。写頁スタジオから屋外ロケまで幅広い撮影現場に立ち会うため、ヘアメイクの技術はもちろん、臨機応変な対応力と提案力が求められます。例えば、花嫁さんならSNSで流行の最新スタイルを再現したり、屋外なら桜や紅葉といった四季の表情に合うメイクを提案したり…。現場ごとに追求する”美”が 変わる奥深い仕事ですね。華やかなモデルさんとは違い、初めて本格的なメイクを体験するというお客様もたくさん。そんな方を美しく変身させられる毎日が幸せだし、自分の技術を通して生まれる信頼関係やありがとう言葉も大きなやりがいです。
学校で学んだこと・学生時代
先輩たちの楽しそうな表情と経済的な負担を軽減できる特待生制度に魅かれ、入学を決めたビューティプロ。自分に合った道に出会えるように…と選んだトータルビューティ学科で、メイクの面白さに夢中になっていきました。プロの技術を磨けた実習はもちろんですが、意外にも現在に役立っているのは相モデルで花嫁姿になった経験。動きが制限されるわずらわしさを理解しているため、時間に追われるブライダルの現場でも、お客様をしっかり気遣うことができています。在学中にはJMAメイクアップ技術検定2級をはじめ、ネイルやエステなど他分野の資格も取得。幅広い視野を育てられた、あっという間の2年間でした。
分野選びの視点・アドバイス
ヘアメイクアーティストと言うと、テレビや雑誌の仕事を想像する人が多いかもしれません。でも私のように一般の方と向き合う仕事も多くあり、自分自身、お客様の一生の思い出に携われる役割に魅力を感じています。一方、プロの技術や感性にゆだねられる場面も増えるため、毎日がプレッシャーとの闘い。突然のリクエストにも顔色を変えず、「大丈夫です!」とお客様を安心させられる…。そんな技術と心の強さを身につけてこそ、信頼関係が生み出せる仕事だと思います。すべての人に信頼されるヘアメイクアーティストになれるように、今後もひたむきに努力を続けていくことが私の目標。大好きな美容の世界で、ずっと頑張っていきます!